現役の腫瘍内科医が、がんの誤解、がん治療の誤解を解くため著わした本です。
著者はブログ、動画、患者さんと家族向け勉強会(NPO法人 宮崎がん共同勉強会 2009年より各地で実施)という場で、積極的に情報発信をしています。勉強会では、参加者からの質問に答える公開セカンドオピニオンも行われます。
本書は、勉強会に参加された400人以上の患者さんと家族から、加えてブログに寄せられた質問から、がん治療に対する本質的な問いに回答する形式になっています。また、著者が推薦するがん患者に役立つ書籍の紹介もしています。
立場上、あくまで現代医学の科学的根拠に基づいたデータ、知見、表現となっています。その枠組みの中で、医師と患者のすれ違い、病院とがん治療との関係性の築き方、患者と家族の関わり方などについて言及しています。
私も、押川先生の勉強会に参加してきましたが、そのレポートは別の機会にアップしたいと思います。
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