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『余命半年、僕はこうして乗り越えた!〜がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと〜』 西村元一 ブックマン社

著者の西村元一医師は、大腸ガンを専門とする外科医。2015年3月に〈肝転移を伴う根治が難しい進行胃ガン。治療をしなければ余命半年〉と診断される。

 

医療関係者が読まれるとよい本だというのが、率直な感想。患者の視点も含まれるが、「患者になった医者の視点」として、ガンという病、医療、患者心理を“考察”している部分が、医師や看護師にとって参考になるだろう。「患者と医師の間にあるフリと、ズレ(122頁)」は、患者になったことで得られた貴重な気づきだと綴られている。抗ガン剤の副作用についても、「理解しているようでイメージと違っていた」「想像以上にしんどかった」と振り返っておられる。

 

本書が、医療関係者が患者目線を模擬体感する一助になり、患者さんとのコミュニケーション向上に役立つことを願う。

 

なお、西村先生は「金沢マギー」(イギリスのマギーズキャンサーケアリングセンターをモデルとした)を開設し、医療関係者と患者さん、市民の垣根を取り払った関わり合いの場を提供する活動もされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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