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黒岩祐治さん トークサロン 【末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父】

2009年8月10日 東京 学士会館

黒岩祐治トークサロン
アーチ型の学士会館エントランス

フジテレビ「報道2001」のキャスターとしてもお馴染みの黒岩祐治さん。かねてより医療問題にも取り組んでこられた報道マンの実父にガンが見つかったのが2005年の夏。当時82歳の気丈夫なお父さんの肝臓には4cmのガンが巣食っていました。

黒岩祐治トークサロン
お顔に見覚えあるでしょ!


黒岩さんは、お父さんの2年半におよぶ闘病生活に関わった体験を『末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父』というタイトルの本にされました。この本を読まれたサンケイリビング新聞社の方が、これはガンに悩む多くの方々にお伝えしたいと、今回のトークサロンを企画されました。


新聞社の担当者から【ガンの辞典】で「トークサロン」の案内をしてもらえないかと依頼をいただいた時、実は躊躇しました。というのも、ガン闘病中の方や、現在行っているガン治療に満足していない方が訪れることの多い【ガンの辞典】では、最終的に亡くなられました・・・という類のお話は原則として紹介していないのです。黒岩さんの本も、「頑張ったけど最後は幸せでした」程度の内容だとタカをくくっていたのです。(失礼)


ところが黒岩さんのお父さんは余命2ヶ月という状態から2年半のあいだ普段と変わらぬ日々を送り、ガン死ではなく老衰に近い最期を迎えられたのです。年齢的にも、肝臓ガンの性質からも、ガンが進むにつれQOL(生活の質)が低下していくことが多いにもかかわらず、生き物として自然に近い死を遂げられた。そのような素晴らしい終末を得られたのも、現代西洋医学の枠にとらわれず、伝統的な中国医学の智慧を取り入れたからです。


黒岩さんはトークサロンの冒頭で、「父の闘病歴はまさに奇跡です。しかしよく考えれば、奇跡ではないと思う。それは今の日本の医療の穴を埋めることで、他の患者さんにも起こり得ることだ」とおっしゃっていました。現代西洋医学の穴を黒岩さんたちはどう埋めたのか・・・。それはガンだけでなく、長寿国日本において必ず来る老いとどう向き合うかの問題でもあります。

黒岩さんのお父さんは、手術でなくTAE(肝動脈塞栓術)という抗ガン剤治療を受けました。最初の治療後は何事もなかったように元気に帰宅されたものの、3ヶ月後の再検査でガンが4cmから6cmに大きくなっているのが判明。主治医は再度TAE治療を勧めました。ところが2度目のTAE治療直後から、痛みで七転八倒、食べ物を受け付けなくなり、一気に衰弱してしまいます。あれだけ矍鑠(かくしゃく)としていたお父さんは歩けない状態になってしまいました。治療によって急転したお父さんの病人然とした姿に、黒岩さんは愕然としたそうです。


主治医はまた抗ガン剤を使う治療方針をもちかける。お父さんの弱り様を目の当たりにした黒岩さんご家族は、主治医の提示した治療方針に疑念を持ちました。患者であるお父さん自身も、「もう二度と抗ガン剤は嫌だ」と拒まれました。そんな折、黒岩さんは劉影先生とお仕事でご一緒されました。劉影先生は医学博士であり漢方に精通された未病の専門家です。


黒岩祐治トークサロン
第二部で劉先生(左)と黒岩さん(右)のトークがありました

黒岩さんはまさに末期ガンの様相を呈してきたお父さんのことを劉影先生に相談されました。劉影先生は黒岩さんのお父さんに漢方的な診断をし、蒸した長芋を食べるよう指導されました。(生薬の山薬:さんやく:の代用)その狙いはまず、食べれるようになること。低下したお父さんの胃の力を蘇えさせることです。食べることこそ、病気回復の源になります


病院にいたくないというお父さんの意思を尊重して、自宅療養に移し、さらに毎食蒸した長芋を食べたそうです。そのうち食欲が出てきて漢方薬を飲めるようになり、どんどん食べれるようになりました。お父さんはステーキを食べだすわ、ビールは飲むわと、もう治ったかのよう。ところが検査をしてみると、ガンは12cmに広がり、腫瘍マーカーはなんと5200を超えていた。


主治医はそのデータを見て、「お父さんはガンが治ったような気でいるかもしれないが、それはちがいます。医学的に診ると、お父さんのガンは肝臓の中で風船のようにぶぁーと広がって、ある日ボーッンと爆発するかもしれません」と本人に言ったのです。それを聞いたお父さんはもうガックリ。自宅に戻ったその夜、ベッドの上で泣いていたそうです。


この話を聞いた劉影先生。「なんでそんな余計なコト言うのッ!」と憤慨されました。「お父さんはガンが治った気でいる。その“気”が食べる意欲を出させ、ガンを封印している。それなのになんで、その気をわざわざ落とすようなことをするの!」。それからはお父さんにデータを見せることはやめました。


しかしガンが大きくなっていることは事実なので、抗ガン作用のある漢方薬を中国から取り寄せて飲ませました。そして半年後の検査では、12cmのガンが3cmに縮小し、腫瘍マーカーは20という正常範囲に収まっていたのです。病院の医者も思わず「完治した」と唸ったほどです。


その後お父さんは転倒による骨折を境に体が弱りましたが、ガンで苦しむ素振りは少しもなく、最後はストンと息を引き取ったのです。亡くなるほんの少し前の誕生祝いの時、ステーキをぺロリと平らげたお父さんは、誰もが願うような旅立ちをしたのです。


ガンを治療することが、QOL(生活の質)の向上には必ずしも結び付かない。ましてや、末期ガンや体力が低下している人、高齢の人にとって、一般的な標準治療といわれる手術・抗ガン剤・放射線は、ともすると患者さんの幸せな人生、満足できる終末を奪ってしまうかもしれない


ガンばかりを診て、ガンを叩くことを主眼とする西洋医学と、漢方医学のような人を診る医学は決して相反するものではありません。双方は補完し合い、患者さんがご自分の人生を全うすることを大いに助けてくれる。しかし現実の医療現場では、まだまだ中西医結合医学や統合医療、ホリスティックなアプローチは異端扱いです。このような医療が当たり前に行われるようになるのは、果たしていつなのでしょう。

【追記】
第二部に登場された劉影先生。(未病医学研究センター所長 東京大学特任教授)
先生の印象的に残ったお話。

「私、日本大好きなんですが、でも、たまに脱出したくなるんです。気候風土、国民性もあるのでしょうが、なんか先行き暗いニュースが多いし、
うつうつとしがちで・・・。皆さん、もう少し明るく生きましょう!」

確かに・・・(笑)

まだ起こってもいないことに対し、あまりに不安や心配を抱くと、気持ち・思考・行動が
ネガティブになっちゃいますよね。


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