免疫療法の新展開(NHKクローズアップ現代) 2015/10/27

おとといの番組「がん治療が変わる〜日本発の新・免疫療法」(NHKクローズアップ現代)、録画しておいて昨夜見ました。

従来の免疫療法は、「免疫活性」「免疫上げる」を旗印に免疫を強化する、いわばアクセル役の手法を開発してきました。ところが一部のガンは、免疫細胞が暴走しないよう装備しているブレーキをかけてしまう。なので、そのブレーキを外しておもいっきりガンを攻撃してもらおうという、いわば逆転の発想。ガン種によっては、高い有効性が確認されています。

いまや、ブレーキを外すための「免疫チェックポイント阻害剤」の開発にシフトしてきています。出演されていた玉田耕治先生(山口大学医学部教授)のお話は、今年奈良で直接拝聴する機会がありました。(記事はこちら!)

30分ほどの番組ですから、なぞる程度の情報でした。ブレーキをかけることでの重篤な副作用もあります。しかし、免疫を上げること(科学的でも民間的でも)一辺倒で、ガンを治すことは解決しないということも言える。加えて、ガン患者さんの免疫は決して弱っているわけではない。薬剤なしでバランスよく免疫が活動してくれるといいですね。

【関連記事】
免疫抑制・・・「制御性T細胞=Treg」「免疫チェックポイント」







 

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木元漢方食品研究所

姫路再訪。

木元漢方食品研究所 木元聖花
いちおう姫路駅 これじゃわかんないね(笑)


11月に訪ねたNPO法人 WAHAHAの会の理事長をされている木元聖花さんは中国大連のご出身。子どものころにご両親が大病をされ、食事療法や漢方(お姉様は漢方医)を身近に体験したことから、生命について研究したいという夢を持たれていました。1986年に広島大学に留学し、生命工学を専攻。その後、日本の発酵会社主任研究員として9件の特許を開発されました。

食品の発酵に関する研究に没頭していた木元さんでしたが、開発した技術で多くの人の歓びを身近に感じたいと独立して会社を興しました。漢方の理論と科学的な技術を融合させ、個人向けオーダーメイドの漢方食品を提供しています。

当初、ご縁のあったガン体験者の方からご紹介された際は、いわゆる健康食品的なものの販売とガン患者サポート会をされていることに怪訝な気持ちも抱きました。しかし、お会いしてみると木元さんのお人柄が素朴で、真摯。ガンの克服には、どうしても体験者同士のサポートが要ると患者会も設立された心意気にも感心したしだいです。(運営に関わる費用も持ち出しされてます)


木元漢方食品研究所 木元聖花
木元聖花さん(右)と編集長。とても明るくておおらかな方です。
会うだけで元気になるね。



前回、ほんの短時間ながら漢方談義に花が咲きましたので、今回は詳しくお話を伺いに参りました。


*取材の詳細は後日「ガンの辞典」に掲載します。

◆木元漢方食品研究所 (株)マルセイのホームページはこちら!


◆木元聖花さんの著書『免疫力を高める漢方養生』

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免疫細胞療法の説明会を聴講して

あるガン免疫細胞療法の医療機関が主催する説明会に行ってきました。


主に樹状細胞療法を中心に治療をされています。
*樹状細胞療法関連記事

患者さんの血液から樹状細胞を取り出し培養して、ガンの目印(ガン抗原)の覚えさせ、また患者さんの体内に戻します。ガンの目印をしっかり覚え込み戻ってきた樹状細胞は、患者さんの体内でガン細胞を攻撃する担当のリンパ球にその目印を伝えることで、特定のガン細胞を狙い撃ちするという療法です。


ガン免疫細胞療法のなかでは新しい世代の治療法と言われています。従来から行われている活性化リンパ球療法は、免疫全般の底上げをしますが、特定の敵をターゲットにするものではありません。(ただし、患者さんの免疫能力に依るが、リンパ球が活性することにより敵の認識能力が高まることも考えられる)


樹状細胞自体はガン細胞を攻撃しませんが、攻撃対象をリンパ球に教える教官役です。したがって、患者さんの免疫能力が低下している(ガンの進行、標準的抗ガン剤投与によって)場合は、活性化リンパ球療法と樹状細胞療法を組み合わせて治療しています。


樹状細胞療法単独での効果(奏功率=4週間スパンで見たガンの縮小効果)は、おおよそ30%とのことです。この数字ではちょっと物足りないということで、この医療機関では「免疫細胞療法+低用量抗ガン剤・ピンポイント放射線・温熱」という併用によって、60%の奏功率にアップさせているとの発表でした。(*平均治療期間は1クールから2クール 回数にして6〜12回といったところ。2週間に1回の計算で3〜6ヶ月)

低用量抗ガン剤やピンポイント放射線は、通常の標準治療に比べ、薬剤や放射線の使用量が少なく患者さんの体に負担が少ない方法です。極力患者さんの体力や免疫力を落とさないことで、免疫細胞療法との併用の意義がでます。(参照「休眠療法」)


免疫細胞療法は、他の治療でうまくいかなかった進行ガンに施行されるケースが多いですが、何らかの治療でガンが縮小した時点で行うのが効果的で、再発や転移の予防になると言われています。以前は、免疫を利用した治療ゆえ、抗ガン剤や放射線との併用は避けるべきだといわれてきましたが、治療の現場では投与方法、投与のタイミングなどに配慮して併用のケースが増えているようです


【感想】


第4のガン治療と標榜されている「免疫細胞療法」ですが、単独での効果は3割。ガン特有の目印(ガン抗原)をターゲットに狙い撃ちするという理に適った方法ですが、どうもガンはしたたかなようです。目印のガン抗原を変性させたり(エスケープ現象)、巧妙な身をかわす術を持っているようです。


対する患者さんの免疫側は、本来の個々の免疫細胞能力向上や免疫細胞間のネットワーク機能、情報伝達機能をよくしておくことが肝心だと思いました。食や適切な栄養素補給、運動、体を温め血流を良くする、心の持ち方といった日常生活が大切です。人体の基本的な活動土台がしっかりしていれば、免疫細胞療法の効果もアップすることでしょう。

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免疫が活性するとは?

 天然物がいかに人間の免疫活性に関与するかを長年研究されてきた、元三重大学医学部助教授 伊藤均先生にお話を伺いました。

伊藤均先生
三重県津市にある伊藤均先生の研究所にて
菌類薬理研究所

【巧妙な免疫システム】



神様が人体に備えてくださった免疫という自己防衛システム。免疫は、自分の体にとって有害とおもわれる敵(異物)を攻撃し排除します。そこには、免疫細胞(マクロファージ、樹状細胞、NK細胞、T細胞、B細胞、補体など)とサイトカイン(免疫反応を調節したり、免疫細胞を増やしたり活性化させる伝達物質)が相互にネットワークを形成しています。



異物は、体外から侵入する細菌やウイルスと体内で発生するガンが代表です。体内では日々ガンの予備軍が発生しているので、自分の免疫ネットワークが監視・排除することで、病態としてのガンへの発展を防いでいます。



ガンは社会的な要因・・・水や大気の汚染、食品添加物、農薬、日常の要因・・・食生活、タバコ、酒、ストレス、紫外線、ウイルスなどがきっかけで発生します。それらを水際ですべて阻止することは不可能です。ガンの芽を摘み取るのには、自分の免疫が元気に働いてくれることがカギになります。


【昨今のガン免疫療法について】

■サイトカイン療法が教えてくれること



インターフェロンやインターロイキンという特定のサイトカインを患者さんに投与して、免疫を活性させようという治療法(サイトカイン療法)があります。この療法がスタートした当時は、ガンを制圧できるのではないかとかなり期待されました。なにせ人間の体が持っている物質を人工的につくって投与するわけですから、薬のような副作用も心配なく、効率よく免疫を活性してガンを叩くことができると考えられたのです。ところが、実際に治療に使ってみると、ショック、発熱、骨痛、うつ状態などの副作用が発生しました。



この現象は、人体の生命ネットワークがいかに巧妙にバランスをとっているかということを示しています。外部から特定のサイトカインを入れることで、人体に備わっている免疫バランスが崩れる。すると免疫系のみならず、おそらく神経系やホルモン系にも影響し生命機能が乱れるのではないでしょうか。また、特定のサイトカイン投与は耐性ができる傾向があり、効果が減弱してしまいます。



ところが人体が自分でサイトカインを生成するぶんには、トラブルは発生しませんし、耐性もできません。ですから、自らサイトカイン生成が活性するほうが自然といえるでしょう。



■ガンと獲得免疫



免疫には自然免疫と獲得免疫があります。自然免疫は免疫の初動部隊で、敵(異物)であればのきなみ攻撃します。これに対し獲得免疫は、特定の敵の特徴(抗原)を覚えて、その敵用の攻撃部隊、兵器(抗体)で対戦します。



ガン細胞の特徴(ガン抗原)を認識して、狙い撃ちさせる免疫療法が注目されています。ガンワクチン療法や、樹状細胞療法などです。理論的には素晴らしい治療法ですが、まだガン治療の決定打にはなっていません。獲得免疫のシステムを使って、ワクチンを作ったり、攻撃部隊の教官役を増やしレベルアップします。理論的には、ガンを自己の免疫システムを利用してやっつけようというものですから、患者さんへの負担が少ないガン治療法です。



ただし、ガン細胞にはエスケープ現象があります。自分の正体を知られないようにする雲隠れの術を持っています。また、ガン細胞はいつまでも同じ特徴を持っているとは限りません。ガンの特徴(ガン抗原)は、変異したガンの遺伝子によって作られるタンパクです。そのガンの遺伝子のタンパクコードが変性すれば、ガンの特徴も変わってしまいます。つまりガンは変身するのです。そうすると、ある時点で情報収集されたガンの特徴をもとに攻撃部隊を編成しても、時間の経過とともにその情報が役に立たなくなってしまうのです。ガンも生き延びるためにしたたかです。



このような観点からすると、究極的には遺伝子レベルでガンに闘いを臨まなくてはならないでしょう。
《参照:「がん遺伝子治療 情報」》




【天然物の免疫活性】



■活性物質含有量について



天然物にはサイトカインに関与して免疫を調節する働きをする物質が含まれています。代表的なものは、キノコやモズクです。キノコはクレスチン(サルノコシカケ由来)、レンチナン(シイタケ由来)といった医薬品の素材にもなっています。また、姫マツタケ、マイタケなどのキノコから作られた製品も数多くあります。



長年、天然物の基礎研究に携われ多くの論文を発表されてきた伊藤先生は、今月28日から3日間名古屋で開催される「第67回 日本癌学会学術総会」においても、あるキノコに含まれるステロイドがガン細胞のDNAを断片化し、アポトーシスに導くことを解明し発表されます。すでに天然物による自然免疫活性や血管新生抑制、アポトーシスに関与する報告は多く、その有効活性物質も明らかになっています。また今後も新たな有効活性物質が天然物から発見される可能性は大いにあります。



問題は、これらの有効活性物質が含まれる天然物を安定的、継続的に収穫することと、いかに抽出して製品にするか、ということです。たとえばガン患者さんに使うときに、ガンが弱る現象に関与する有効活性物質が多く含まれることが望ましいことはいうまでもありません。



ところが天然物には様々な物質が含まれていて、それらのうちには人体のなんらかの活性(たとえば栄養素的に)に関与するものもあります。一般的に知られるようになったグルカンにも、いろいろなグルカンがあります。つまり、なんらかの活性はあるが、いくらガンとは関係ない物質を抽出して含有量が多くしても、ガンにとっては意味が無いわけです



ガン治療の補助として免疫賦活作用のあるサプリメントを選ぶときは、このような点にも注意したいものです。




■免疫枯渇現象



BRM療法など免疫賦活作用のある物質を摂取し続けると、サイトカインの材料となるアミノ酸が不足して「免疫枯渇現象」がおきるという説があります。アミノ酸は体内に備蓄されているので、そうやすやすと不足するのかなという気がします。タンパク質摂取が少ない、食べたタンパク質を分解する酵素が足りない、ガンが進行して体が衰弱している、などの要因が顕著であれば、そのようなことも起こりえるでしょう。



それ以上に免疫賦活が滞るのは、免疫賦活作用のある物質を摂っても、細胞の受容体と結合できないことにあると考えられます。有効活性物質が免疫の活性化を促すためには、有効活性物質をキャッチする細胞の受容体にくっつけなければ、活性反応は起きません。受容体の数には限りがあるので結合が満杯になってしまえば、さらに体内に取り込んでもキャッチしてもらえないので、反応のしようがありません



この現象を回避するには、免疫賦活作用のある物質を毎日飲み続けるのではなく、一定期間ごとに飲むのを休むようにすることです。また、同じ種類の物質でなく、ローテーションで飲むのもいいでしょう。たとえばキノコ系でいえば、朝は姫マツタケを飲み、夜はシイタケ由来のものを飲むとか・・・です。有効活性物質ごとに受容体は決まっているので、異なる物質を交互に摂ることで、受容体が満杯になるのを避けることができます。

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ガン免疫細胞療法の現状

JUGEMテーマ:健康

9月中旬 東京にて、がん患者さんのための公開講座が開催されました。
日本経済新聞社が主催、日本医師会などが後援して「がんと免疫〜免疫細胞治療の最前線」をテーマに約1500人の前で行われました。

癌研有明病院、東京大学、千葉がんセンター、東京医科歯科大学、順天堂大学、日赤医療センターの医師が基調講演やパネルディスカッションに参加されていました。
がんと免疫
交通の便がとてもよい会場 残暑の日差しを遮ってくれる木々たち

ガンの免疫細胞治療が登場したのはまだここ10年ほどのこと。治療できる医療機関もわずかでした。ところが今や、健康保険適応外の自由診療扱いとはいえ、免疫細胞療法を実施しているクリニックは増え、基幹病院、大学病院での研究も活発です。

ガン再発予防進行ガンの集学的治療(他治療との併用)の一手段として注目される免疫細胞治療は、徐々にその地位を確立しようとしています。今後確実に使用機会は増えると予想され、免疫細胞治療をがん治療のメニューに加えない医師は取り残されていくだろうとも言われています。

免疫細胞治療の根幹は、「免疫を活性させて、ガンをやっつけよう」という曖昧模糊としたものではありません。講演された医師も、強調されていました。
ガン免疫細胞治療は、分子標的治療である」と。
(*ガン細胞特有のガン抗原というタンパク分子を狙い撃つという解釈でいいと思います)

つまり、いかに患者さんのがん細胞を狙い撃ちできるか。その精度を上げることが最大の研究課題です。患者さん一人一人のがんの特性はちがうので、その特性を認識できる患者さん自身の免疫細胞を利用したオリジナルの兵器を作ることができれば、強力なガンへの対抗策になります。

現状、ガンワクチン(体内でつくる)は生存期間の延長。細胞移入療法(体外:試験管でつくる)は、ガンの縮小効果を狙うことを目標に研究されています。大きなガンを小さくするにはかなり強い細胞移入療法が求められるようです。移植をするような覚悟、副作用のリスクも承知で臨むべきだとの厳しいコメントもありました。

もっとも、ガン細胞のほうも免疫細胞にやられるままでいるわけではありません。巧妙に眼年期細胞から逃れる術を持っています。(エスケープ現象) さらに、ガンが進行したり転移するうちに遺伝子が変異すればつくられるガン抗原も変化するので、事前に得たガンの特性の情報が役に立たなくなってしまい、ガンを見逃してしまうことになります。やっかいですね。

詳しくはこちらを参考にしてください!
◆がん免疫療法 情報・比較

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